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zoom RSS 「心のお土産を持って帰ってもらえれば」

<<   作成日時 : 2017/06/27 00:34   >>

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ファンと相思相愛の氷川きよし 初の“客いじり”と“客席降り”挑戦「心のお土産を持って帰ってもらえれば」

 生のステージを見るたび、進化する歌唱に驚かされるのが歌手、氷川きよし(39)。30日まで、東京・浜町の明治座で特別公演を開催中だ。全部で43公演。1日2公演の日が15日間もあるが休みはたった1日。そのタフネスぶりが分かる。

ステージは、芝居「ねずみ小僧」とコンサートの2部構成。休憩をはさんでのたっぷり3時間45分。どちらもが氷川ファンのみならず、大衆芸能好きがほれぼれする内容になっている。

 何といっても客席と舞台が交響している。ファンの視線は熱く、応える氷川の視線も熱く、相思相愛が成立している。
 もともと氷川は、ファンを大切にしすぎるくらいにする。以前、握手会を取材した。早くファンをさばきたいスタッフとは正反対に、ひとりひとりと濃厚な一瞬を共有したがる氷川。初めての人にも親しみやすく、顔見知りのファンにはより親しく対応する。

 今回「きよシート」なるものを設けた。前から5列目までの正面席で、大相撲でいう砂かぶり席。オリジナルグッズがついて、ちょいとお高く2万円。ところがこの席から埋まったという
 ヒントはAKB48の元メンバーにあった。「演歌歌手の岩佐美咲が同じ事務所ですが、彼女が前列の数列を特別席としてプレゼントと握手付きで売り出し、成功したので、それをまねた」と公演関係者が種を明かす。
 舞台でも今回初めて、氷川は“客いじり”と“客席降り”に挑んだ。芝居の途中、舞台に咲くあやめの美しさをたたえるせりふの後、客席を見回しながら「こちらにもきれいなあやめが咲いている」と。氷川が向いた方向から歓声があがる。

氷川演じるねずみ小僧が逃げる場面では、客席に通路を駆け抜けた。これも初の試みという。

 一般的な舞台ではよく見るが映画のイベントでも客席の通路を通る仕掛けが増えている。理由は「ファンとの距離を縮めるため」と興行関係者。「特に音楽業界はCDの売り上げの目減りをライブで補うため、どうやってファンに刺さるかが試されている」

当たり前だが、ファンが劇場に足を運ぶことが演者の人気を支え、次の創造を支えている。「心のお土産を持って帰ってもらえれば」と、記者会見で氷川は話していた。

 ファンは劇場で疑似恋愛をする。結婚宣言など愚の骨頂、興ざめするだけだ。

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